2012年5月
坐骨神経痛にお悩みの方々へ
坐骨神経痛は、臀部を含む脚の痛み、しびれ、異常感覚などを総じて表現するもので、
病名ではなく、症状の表現です。たとえば、風邪を引いた時、咳が出るとか鼻水がでるとかの
症状です。つまり、風邪を治せば鼻水が止まるように、坐骨神経痛の原因疾患を治せば
坐骨神経痛は消失します。坐骨神経痛の原因はまれに梨状筋症候群、血管の疾患などが
ありますが、ほとんどの原因は腰の疾患です。なかでも、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症が
大半を占めます。単純レントゲンだけでは確定診断が難しく、CT, MRIで確定診断ができます。
脊柱管狭窄症は高齢者に多く見られ、ヘルニアはほとんどが若年層(50歳未満)に見られます。
坐骨神経痛を治す、消すためには、その原因疾患をしっかり把握し、その病気を治せば坐骨神経痛は
消失します。したがいまして、もし脚の痛み、しびれ、変な感覚(足の裏に何か付いているような感覚など)の
ような坐骨神経痛をお持ちの方は、まず正確な診断の元、その原因疾患を治すようお勧め致します。
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